クマさん
「ニャンコさん、この前、お菓子じゃなくておやつを用意しておくといいって教えてくれたでしょ?」
ニャンコさん
「うん。枝豆、解凍しておいた?」
クマさん
「した!」
ニャンコさん
「おお!」
クマさん
「干し芋も買ってきた!」
ニャンコさん
「甘いのとしょっぱいの、両方あるね」
クマさん
「その日の気分で選べるようにしたんだ」
ニャンコさん
「いいね。じゃあ飲み物も選べるようにしてみる?」
クマさん
「飲み物?」
ダイエット中は「選べるもの」が減っていく?
クマさん
「僕さ、やっぱりダイエットってちょっと我慢してる感じがするんだよね」
ニャンコさん
「うん。食べないものばっかり増えると、そう感じるよね」
クマさん
「お菓子は控えよう。甘い飲み物も控えよう。食べる量にも気をつけよう……って考えてるとさ」
ニャンコさん
「『あれもダメ、これもダメ』って、選べるものがどんどん減っていく感じがする?」
クマさん
「そう! それ!」
ニャンコさん
「だから私は、逆に選べるものを増やしてるよ」
クマさん
「増やすの?」
ニャンコさん
「うん。例えば、お茶」
お茶の種類を増やしてみる
クマさん
「ニャンコさんの家って、どんなお茶があるの?」
ニャンコさん
「紅茶、ほうじ茶、緑茶。それから、あずき茶、黒豆茶、トウモロコシ茶」
クマさん
「いっぱいある!」
ニャンコさん
「クマさんさ、『今日は紅茶しかないよ』って言われるのと、『紅茶とほうじ茶と緑茶があるよ。あずき茶と黒豆茶とトウモロコシ茶もあるけど、どれにする?』って言われるの、どっちが嬉しい?」
クマさん
「絶対、『どれにする?』の方!」
ニャンコさん
「私も」
クマさん
「でも、それって飲む量を増やすってこと?」
ニャンコさん
「違うよ。量を増やすんじゃなくて、選べる種類を増やしておくの」
クマさん
「選択肢を増やすんだ」
ニャンコさん
「そう。それだけでも、私は満足感がちょっと変わるよ」
おやつと飲み物を組み合わせて選ぶ
クマさん
「じゃあニャンコさん、毎日違うお茶を飲んでるの?」
ニャンコさん
「その日の気分かな」
クマさん
「どうやって決めるの?」
ニャンコさん
「今日は干し芋だから黒豆茶にしようかな、とか。今日は果物だから紅茶がいいかな、とか」
クマさん
「しょっぱいおやつの日は?」
ニャンコさん
「緑茶にしようかな、とかね」
クマさん
「おやつと組み合わせて考えるの?」
ニャンコさん
「そうすると楽しいよ」
クマさん
「今日は何を食べようかなって選んで、そのあと何を飲もうかなって選ぶのか」
ニャンコさん
「そうそう」
クマさん
「それ、ちょっと楽しそう!」
ニャンコさん
「『今日のおやつ時間、何にしよう?』って考える時間になるでしょ?」
コクのあるお茶をゆっくり楽しむ
クマさん
「ニャンコさんは、どのお茶が好き?」
ニャンコさん
「あずき茶、黒豆茶、トウモロコシ茶も好きだよ」
クマさん
「どんな感じ?」
ニャンコさん
「私には、この辺のお茶はコクがあって、ちょっと深い感じがするの。ゆっくり飲むのも好き」
クマさん
「毎回ちゃんと淹れるの?」
ニャンコさん
「時間があるときは、主人がゆっくり淹れてくれることもあるよ」
クマさん
「いいなぁ」
ニャンコさん
「でも、自分で飲むときはティーバッグ」
クマさん
「急に手軽!」
ニャンコさん
「毎日のことだからね」
クマさん
「時間がある日はゆっくり。忙しい日は簡単に?」
ニャンコさん
「うん。どっちもあっていいと思ってるよ」
香りを楽しむ紅茶も選択肢のひとつ
クマさん
「紅茶も何種類かあるの?」
ニャンコさん
「アップルティーみたいなフレーバーティーも好きだよ」
クマさん
「香りがするやつ?」
ニャンコさん
「そう。香りのある紅茶って、それだけでもちょっと特別な感じがするの」
クマさん
「おやつなしで紅茶だけの日もある?」
ニャンコさん
「あるよ。私の場合、ちょっと何か欲しいなっていうくらいなら、フレーバーティーを飲むと少し満たされたように感じることもある」
クマさん
「じゃあ、お腹が空いたらまずお茶?」
ニャンコさん
「そういう日もあるよ。まず『今日はどのお茶にしよう?』って選んで飲んでみるの」
クマさん
「それでもお腹が空いてたら?」
ニャンコさん
「用意してあるおやつを食べる」
クマさん
「枝豆!」
ニャンコさん
「そうそう」
クマさん
「干し芋!」
ニャンコさん
「それもあるね」
クマさん
「お腹が空いてるのに、お茶だけで我慢するわけじゃないんだ」
ニャンコさん
「うん。飲み物もおやつも、自分が楽しめる選択肢として用意してるの」
減らすだけじゃなく、楽しみを増やしてみる
クマさん
「なんか分かってきた」
ニャンコさん
「何が?」
クマさん
「ダイエットだから選べるものを減らすんじゃなくて、選べるものを増やしてるんだね」
ニャンコさん
「そうかも」
クマさん
「お菓子を控えたら、楽しみがひとつ減るでしょ?」
ニャンコさん
「だったら、別の楽しみを増やしてみる」
クマさん
「紅茶、ほうじ茶、緑茶、あずき茶、黒豆茶、トウモロコシ茶!」
ニャンコさん
「いっぱい覚えたね」
クマさん
「おやつも、今日は枝豆。明日は干し芋。果物もある!」
ニャンコさん
「おいしそうなトマトを見つけたら、それもいいね」
クマさん
「『食べちゃダメ』じゃなくて、『今日はどれにしよう?』か」
ニャンコさん
「私はその方が楽しい」
クマさん
「よし、僕もお茶を何種類か用意する!」
ニャンコさん
「何がいい?」
クマさん
「えーっと……」
ニャンコさん
「ほら、もう楽しいでしょ?」
クマさん
「あ、本当だ!」
「今日は何にしよう?」を楽しむ
クマさん
「ダイエット中だから食べられない、飲めない、我慢する……って考えるんじゃなくて」
ニャンコさん
「『今日は何を食べよう?』『今日は何を飲もう?』って考えてみる」
クマさん
「量を増やすんじゃなくて?」
ニャンコさん
「楽しめる種類を増やしてみる」
クマさん
「なんか、おやつの時間が楽しみになってきた!」
ニャンコさん
「好きなおやつと好きなお茶を用意して、ゆっくり味わえばいいんじゃない?」
クマさん
「ニャンコさん、今日はどれ飲む?」
ニャンコさん
「今日は……黒豆茶にしようかな」
クマさん
「僕は?」
ニャンコさん
「自分で選んでください」
クマさん
「選ぶところから楽しむんだった!」
今日も楽しいおやつ時間が始まります。

