スーパーの冷凍野菜売り場。
ポンコさん「ほうれん草っと。あ、ブロッコリーも買っておこう」
ニャンコさん「私はオクラと枝豆」
ポンコさん「あ、オクラと枝豆もいいよね。私も買おう」
ポンコさんもカゴに入れて、ふとニャンコさんのカゴを見ました。
ポンコさん「あれ? ニャンコさん、それしか買わないの?」
ニャンコさん「うん。私はこれだけだよ」
ポンコさん「じゃあ、冷凍野菜って使わないってこと?」
ニャンコさん「ううん。冷凍野菜は使うよ」
ポンコさん「え? でもオクラと枝豆だけだよね?」
ニャンコさん「ほかのものは、料理のついでに自分で冷凍してることが多いの」
ポンコさん「ついでに作る?」
ニャンコさん「そう。冷凍野菜を作るために時間を作るんじゃなくて、何かを作ったついでに次の分も作っておく感じ」
ハンバーグを作ったら、未来のオムライスの準備もできる
ポンコさん「ついでって、例えば?」
ニャンコさん「ハンバーグを作るとき、玉ねぎをみじん切りにするでしょ?」
ポンコさん「するね」
ニャンコさん「そのとき少し多めにみじん切りにして、一緒に炒めておくの」
ポンコさん「余った分は?」
ニャンコさん「冷凍。あとでオムライスを作るときに出したり、チャーハンに使ったりするよ」
ポンコさん「あー! ハンバーグを作ったついでに、次の料理の準備もできてるんだ」
ニャンコさん「そうそう」
わざわざ冷凍玉ねぎを作るために、包丁とまな板を出しているわけではありません。
どうせ今日、玉ねぎを切る。
だったら少し多めに。
今日の料理の作業を、未来の料理にも使っています。
大根おろしも、とうきびも「ついで」
ほかの野菜も、基本は同じです。
大根おろしを使う料理の日は、少し多めにおろして次の1回分を冷凍。
とうきびは旬のものを茹でたりレンチンしたりして、食べて余った分を冷凍。
生しいたけは、使うタイミングで多ければスライスして冷凍。
トマトは安くたくさん買えたときに、丸ごと冷凍しておきます。
ミネストローネやラタトゥイユを作るときに使えます。
冷蔵庫に入れていたざく切りキャベツが少ししんなりしてきたら、レンチンして冷凍することもあります。
生姜も、すりおろすときにまとめて冷凍。
ポンコさん「ほんとに『冷凍野菜を作ろう』って作ってないんだね」
ニャンコさん「うん。何かやってるときのついでが多いよ」
にんじんとごぼうだけは、なくなったら作る
ただし、例外もあります。
ポンコさん「全部ついでなの?」
ニャンコさん「にんじんとごぼうは、なくなったら作るよ」
ポンコさん「なんでその二つ?」
ニャンコさん「あると便利だから。特に豚汁!」
にんじんは、スライサーで千切りにしてレンチンしてから冷凍します。
火が通っているので、使うときは必要な分だけパラパラ。
炒め物、汁物、野菜炒め、卵とじ。
ちょっと彩りが足りないときにも使えます。
ごぼうは千切りにして、生のまま冷凍。
冷蔵庫の余り野菜を見て、
「今日は豚汁にしよう」
と思ったときに、にんじんとごぼうがすでに切ってある。
これだけで、作り始めるハードルがずいぶん下がります。
一度切れば、包丁とまな板を洗うのも一度
ポンコさん「でも、自分で切って冷凍するなら、そのときは手間がかかるよね?」
ニャンコさん「うん。でも私には、その方がラクなの」
私が減らしたいものの一つが、包丁とまな板を出して洗う回数です。
例えば、玉ねぎを今日の分だけ切れば、次にオムライスを作るときに、また包丁とまな板を出します。
でも今日、多めに切って炒めて冷凍しておけば、次は冷凍庫から出すだけ。
にんじんも同じです。
一度スライサーを出したときに何回分か作っておけば、次からはパラパラ入れるだけ。
ポンコさん「一回の作業を、何回分かにしてるんだ」
ニャンコさん「そう。未来の自分が包丁とまな板を使わなくていい日を作ってる感じ」
私は洗い物が好きではありません。
だから、料理そのものを減らすというより、料理の周りにある作業を少しずつ減らしています。
買った方が便利なものは買う
ポンコさん「じゃあ、オクラと枝豆はどうして買うの?」
ニャンコさん「この二つは冷凍が便利だから」
枝豆は、生のものが好きです。
旬にたくさん手に入ったときは、茹でて冷凍することもあります。
でも生の枝豆は一年中手に入るわけではないので、ない時期は市販の冷凍枝豆を買います。
オクラも、市販の冷凍品を使っています。
必要な分だけパラパラ出せるので、使う前日に凍ったまま小さな容器に分けて、そのまま冷蔵庫へ。
容器の中で解凍すれば、解凍したオクラが袋にくっついて、それを箸などで取り出す作業もありません。
ポンコさん「自分で作る方がいい、市販品の方がいいって決めてるわけじゃないんだ」
ニャンコさん「うん。自分が使いやすい方でいいと思ってるよ」
未来の自分がやらなくていいことを増やしておく
わが家のマイ冷凍野菜は、たくさん作って冷凍庫をいっぱいにするためのものではありません。
今日ハンバーグを作るなら、玉ねぎを少し多めに。
大根をおろすなら、次の1回分も。
とうきびが余ったら冷凍へ。
ざく切りキャベツがしんなりしてきたら、レンチンして冷凍へ。
その小さな「ついで」があると、未来の私は、
包丁を出さなくていい。
まな板を出さなくていい。
切らなくていい。
レンチンしなくていい。
そして、洗わなくていい。
ポンコさん「今日の家事を増やしてるように見えて、未来の家事を減らしてるんだね」
ニャンコさん「そうそう。だから私は、これならやってもいいかなって思えるの」
冷凍野菜を作るために頑張らない。
今日やっていることの「ついで」に、未来の自分がラクになるものを一つ残しておく。
それが、わが家のマイ冷凍野菜です。

